2017年2月16日(木)18:30-21:00
支部2月例会
報告者
EYTEX(株) 代表取締役 岩井 隆浩氏
「じいちゃん、会社継げなくてごめん。」俺、日本のものづくり技術を1000年先まで伝える技術を創る! ~世界の脅威から日本を護っていた男が転身。漸く自分の使命に気付いた日本の技術を護る決意とは~
愛知県の陶器工場経営者の祖父の元に生を受けた岩井隆浩氏。工場の音を聞いて育ちます。やがて時代は変わり瀬戸物は斜陽産業に。父は瀬戸物に見切りをつけ、カメラ店を経営。孫である岩井氏は、自衛隊に入隊し、航空部隊を希望。やがて超難関の特殊部隊の候補生として、激しい訓練の日々へ。
そうしたなか、交通事故に遭って重傷を負い、岩井さんの人生は大きく変わって、職人の技術を遺すためのロボット開発を目指すこととなります。自衛隊とものづくり、そして瀬戸物工場をつなぐ、一本の糸とは?じいちゃんに届くように岩井さんの想いを語っていただきました。
コーディネーターにビック・ハート理事長の森下正彦氏、オカムラホーム会長の岡村大作氏をお願いし、参加者も含めて熱気ある意見交換、質疑応答がなされました。
会場
八千代市市民会館
(八千代市萱田町728)
TEL:047-483-5111
アクセス
参加費:1,000円

例会に参加して

「匠の技術を伝えるとは?」諏訪晋巨
(有)飯田産業 課長

 八千代支部2月例会の報告者はEYTEX(株)代表取締役の岩井さんです。
「スポーツ事業」と「ものづくり事業」を軸とした会社です。
日本が世界に誇れる事の1つ、それは「ものづくりの技術」つまり「匠の技術」であると岩井氏は考えています。近年、少子高齢化、時代の変化により、「今後10年で大多数の匠がリタイアし、20年~30年以内に匠の人数は半減してしまう。」とも言われています。この先、海外との競争力を失ってしまい日本の未来に大きく影響がおよんでしまう恐れがある。その危機的状況の中、EYTEXのものづくり事業として、何か出来る事・やらなくてはならない事はないのか? 何十年先まで日本の宝「匠の技術」が生き続ける為には? そこにビジネスはあるのか? そこで岩井氏が打ち出したのは、
「匠の技術をロボットに教え込み、そのロボットが技術を教える」
そしてその「匠の技術は永遠に蘇る!」
さらに、匠の技術を習得する期間が大きく短縮でき、技術の向上や大幅な習得期間の短縮につながる。岩井氏が言うように、短時間で効率よく技術を習得する事が出来れば、生産性や技術者の収入なども変わってくるのだと思いました。
私も職人(溶接など)を目指していた時期もあり、正直習得する前の、生産性、収入等は、習得している方と比べると、天と地の差がありました。やはり技術の習得方法を、もっともっと未来化し、ある程度の段階まで技術向上のスピードアップを図り、初期段階での生産量・技術そして収入を上げることが必要で、その結果、人の確保にもつながっていくのではないかと思います。そして最終的に、匠の若年齢化により、
「匠の技術は永遠に受け継がれていく!」
その一方、あまり機械化してしまった場合、逆に技術を伝える人がいらなくなってしまっては良くないのでは? 私は技術を伝えるというのは、同時に「人間を磨く」という所が大事なのではないかと思います。長い年月連れ添って、精神を鍛え、ものに魂を注ぎ込む。それが「真の匠」なのではないかと思っています。長い年月をかけ、ものづくりへの思い、心を伝える事も大切なのではないかと感じました。しかし、技術者がいなくなってしまったら、それも出来なくなってしまうのでは? ビジネスとして成り立つのか?
今後、様々な課題をクリアし、雇用・育成・伝統のあり方を大きく変える岩井さんを見せてください。
    やはり仕事は夢とロマンだ!

2月16日(木) 	18:30-21:00 	支部2月例会
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