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2014年
INDEX
16.支部12月例会 八千代の歴史と文化を聴いて
久保野 靖浩 (有)ふれあい総合企画
15.支部10月例会 経験の礎とその先
市川 憲 (株)K.I.ステップ代表取締役
14.支部9月例会 女性や『お母さん』にしかない強さと優しさ
小山 京子 千葉同友会事務局
13.支部8月例会 人と人とのつながりで、魅力ある企業へ
小松 豊 小松電気工事代表
12.支部7月例会 心の持ち方で人生や仕事が変わってくる
11.支部6月例会 会社のあるべき姿を再確認
飯野 孝宏 (有)イイノエンジニアリング代表取締役
10.支部2月例会 世代を超えて先輩方と交流できる会
大木 基次 TEAM LOHAS(株)代表取締役
9.支部1月例会 福島と千葉、震災が結ぶ縁
戸台 純一 TMクリエイト代表
支部12月例会  12月18日(木)18:30〜21:00 さわ田茶屋
地域の宝と魅力を発見!
「八千代市の歴史」講演会と忘年例会
◆講師 小林弘治八千代市立郷土博物館主査
八千代の歴史と文化を聴いて
久保野 靖浩 (有)ふれあい総合企画

 八千代の歴史の深さに驚きました。
 私も八千代に住んで30年になりますが、知らない事がまだまだあるなとおもいました。
 八千代と地名は60年前に誕生したのですが、3万年もの昔より人々が住んでいたほどの歴史があり、興味深く小林主査の話に引き込まれました
 それぞれの時代において、人が集まる所、つまり生活をしやすい場所だったのではないでしょうか。
 地名も様々な由来の故についており、長い時を感じさせられ、戦国時代の面影は今なおその形を残しており、江戸時代よりの治水工事は200余年の時を経ての成就、先人たちの様々な労力、知恵、が今の八千代を構築してきたのでしょう。
 先人の残してくれた土地、文化は私たちの宝ものであり後世に残さなければならない義務のある、大切なものだと思いました。
 そして、今現在の歴史と文化を築いている私たちも将来、後世の人々の心を動かすような時代を造らなければと切に思いました。
 サービス精神旺盛な、小林主査のお話は予定の3分の1しか進まずもっともっと聞きたかったです。
 残りも絶対に聞かせて下さい。

 本当にありがとうございました。

例会
八千代市郷土博物館例会風景5
支部10月例会  10月16日(木)18:30〜21:00 八千代市市民会館
ヒーローは波乱万丈な人生を歩む
〜熱血ラーメンマン?!がついに経営理念にたどりついた〜
◆報告者 大木基次チームロハス(株)代表取締役
経験の礎とその先
市川 憲 (株)K.I.ステップ代表取締役

 外資系リゾート会員権販売会社就職からTEAM LOHAS(株)立ち上げまでの流れを赤裸々に話して下さりました。
 その報告はまさに「浮き沈み」、社会のうねりの中 めまぐるしく歩まれてこられたのだと感じてしまいました。
 今までの私が思っていました“年の差を感じさせない印象の大木さん”からは 想像出来ないジェネレーションギャップを感じさせ、バブルを彷彿させる 世の中に踊らされてしまっていた日本の経済の中で、大変貴重な経験をされてきたとの事でした。しかし失礼ながら 酸いも甘いもと、その経験が 皆様も良く知る気さくで知識豊富な今の大木さんの姿を作っていたり、太陽光発電とは別の職種である「中華そば金ちゃん」を立ち上げた 熱く行動力に満ちた大木さんの基礎となっているのかもしれません。
 今思う事として「いい会社」を求めて理念経営を目指して再再スタートを切る、を掲げているとの事。それは経営者皆が日々忘れずに求め続けなければならない事だと思います。大木さんのその言葉を聞いて私自身も、改めて、気持ちを高めていこう!会社作りに終わりは無い!と強く思いました。

例会例会風景5
支部9月例会  9月18日(木)10:00〜13:30 リストランテ・パッソノヴィータ
社会起業家永野恵理流
世界平和のレシピを公開!
◆報告者 永野恵理寺子屋オーガニックカフェEDEN主宰
女性や『お母さん』にしかない強さと優しさ
小山 京子 千葉同友会事務局

 9月例会は八千代支部はじめての試みとして「ランチ例会」を開催しました。報告者は永野恵理さん。本職はデザイナー、寺子屋カフェのオーナーでもあり、「フリー・ザ・チルドレンジャパン」の理事であり、家庭では、3児の母という多彩な顔を持つ方です。

【永野恵理さんという人】
 永野さんに初めてお会いした時、とても不思議な魅力のある方だと思いました。多くのママたちから支持を集め、ご自身も家庭というミクロな共同体を大切にする人でありながら、常に視点はマクロであり国や世界のことを真剣に考えているからです。それも、とても自然体に。
 そんな永野さんは千葉県横芝町生まれ。事業を転々とする自営業の父親のもと、小さな頃からいろいろな仕事を経験したそうです。しかし、子供の数が多くマス教育を受けた永野さん世代は、どこか「自己肯定感がない」のが特徴で、とにかく知識をつけたい、大人になりたいという思いだったようです。
 19歳のときにオーストリアとホンジュラスを旅し、貧富の差を目の当たりにします。「全世界の子どもがみんな教育を受けられたら、社会的損失はなくなり、戦争もなくなるのに」その思いで児童労働をなくす運動に傾倒していくようになります。

【世界の中の日本】
 生まれた国がたまたま豊かだったり、貧しかったりしただけで、いろんな不条理があり不平等があることを知ってほしい!永野さんの報告からはそんな思いが感じられました。
 日本についてもたくさんのデータを用いて説明があり、とても経済的に豊かな国でありながら、男女平等のランキングでは106位、報道の自由度では59位というお話しでした。こうしたことはなんとなく自国が当たり前だと思っており、世界の中でみると驚きます。
 自己責任が叫ばれる時代の中で、どこからどこまでが自分たちの力量に求められているのか、難しいこともあります。しかし、同友会の3つ目の目的の「よい経営環境をつくる」にもある通り、1人や1社ではどうにもできない問題があることは確かです。

【経営者魂と女性の力】
 報告が終わった後に「貿易ゲーム」というものを行いました。グループに分かれ、与えられた資源(ハサミや紙などの道具)だけで市場から要求される商品をつくります。グループ=国であり、資源や教育の不平等さをまざまざと感じさせられるゲームです。
 しかし、そこは皆さん経営者。他国と連携したり、貿易したり、人材派遣したりしながら本気で勝とうとするエネルギーはすごいのです。これがもし世界平和という目標を掲げて、国の間で手をつなぎあったらどんな困難も乗り切れるのだろうということも感じました。
 そして、女性のエネルギーについても考えさせられました。普段の例会では「会社を守るため」「社員を守るため」という言葉が交わされていますが、今回は女性が多く、そこに「子供たちの未来のため」という視点が加わっていました。そこには、女性や「お母さん」にしかない強さと優しさがありました。
 確かに、こうした人材が活かされない社会はもったいないと思います。同友会にも女性会員をもっと増やそう。そんな思いを強くした例会でした。

例会例会風景5
支部8月例会  8月21日(木)18:30〜21:00 さわ田茶家
語り合いの納涼例会 〜日本の伝統文化にふれながら〜
◆ミニ報告&建物解説 澤田政道 さわ田茶家代表取締役
人と人とのつながりで、魅力ある企業へ
小松 豊 小松電気工事代表

 8月例会は毎年恒例の納涼例会です。今回は、役員会等でいつもお世話になっているさわ田茶家さんにて開催、澤田社長の感動的な報告ありマジシャン・テツさんのマジックショーありと楽しい時間を過ごしました。
 ご存知の方もいるかと思いますが、さわ田茶家の建物(戦後初代首相東久邇稔彦殿下が市川真間に建てた別邸を移築)が近く国の重要文化財に登録されるそうです。澤田社長の報告テーマは建物の解説と八千代の歴史だったような気がしましたが、そこは経営者、さわ田茶家・地域に対する思いを熱く語ってくれました。
 さわ田茶家を始めるきっかけは、葉山にある日陰茶屋の店主に言われた一言だそうです。「一つの店が街を変えてしまうことがあるよね?」その言葉に後押しされて、50歳の時、住まいとして使っていた古民家を改装し「さわ田茶家」をオープンしました。
 人が集まる場所として、文化の発信基地として地域の皆さんに恩返しをしたい、そのような思いでスタートし今年で15年、今では地域になくてはならないお店になっています。
 人は一人では生きていけない。商売も同じ、一人では思いは形に出来ない。日陰茶屋の店主との出会い、古民家の改装に手を貸してくれたデザイナー、お店のスタッフ、さわ田茶家を愛してくれるお客さん、多くの人との出会いが今のさわ田茶家を作ってくれたと澤田社長は語ります。「なくてはならない会社」口で言うのは簡単だが、そのことを思い目指して続けていくことが、われわれ中小企業の生き残る道であり、それを支えてくれる人との出会いを大切にしていきたい、そのことを改めて考えさせられた報告でした。
 懇親会では、テツさんのマジックショー。参加したみなさん、目の前で起こる不思議な出来事に、驚き、頭の中は?マーク。TVで見るマジックとは違い、自分が体感することで驚きも倍増、頭の中の?マークも倍増、非常に楽しい時間になりました。昨年の落語もそうですがTVで見るより生で見る方が、その魅力が伝わってきますね!
 最後に岡村さんがまとめで、さわ田茶家さんも、マジックも人に感動を与えている。どんな仕事でも人に感動を与える事が自分たちの喜びになることには変わりない。それを実行できるか、それを支えてくれる人にどれだけ出会えるかが、われわれ中小企業の課題である。澤田社長は金持ちでもあるが、それ以上に人持ちである。我々も、金ではなく、人持ちになっていきましょうと締めくくりました。
 人の輪を大切にする八千代支部にとって最高の例会になったと感じています。

 葉山「日陰茶屋」 八王子「うかい亭」、澤田社長の話に出てきたお店で、最高のおもてなしと、感動に出会えるお店だそうです。澤田社長の目指す理想のお店であり、ぜひ一度行ってみてくださいとのことです。
8月例会8月例会
支部7月例会  7月17日(木)18:30〜21:00 八千代市市民会館
経営理念を作って何が変わったのか?! 〜その変化と今後〜
◆報告者 小松 豊小松電機工事代表
心の持ち方で人生や仕事が変わってくる

【なんとなく電気工事士へ】
 小松氏が電気工事士になったいきさつはよくある話である。
 小松氏に限らず、教師にでもなるしかないか、公務員にでもなるしかないかという、デモシカ教師、デモシカ公務員は今でも多い。私も高校生の時には、デモシカ教師をなんとなく目指していた一人だった。小松氏はそんなふらふらしている時、電気工事専門学校の無試験、卒業後の資格授与というのが「魅力的な条件」に見え、小さい時の電気工事現場の楽しい思い出と相まってなんとなく入学を決めてしまったということだ。

【仕事を始めてから10年目の人生の大転換】
 仕事を始めて10年後に訪れた転機は、まさに衝撃的な内容だった。メインの取引先の倒産、小規模企業共済の退職金を受け取るための父親の代表交代、そして自己破産。取引先の倒産や代表交代、自己破産は個別には聞くものの、3つも重なるとこれは人生の大転換である。人生観が大きく変わってしまうのは当然である。ここまで赤裸々に話をしていただいたその勇気に感謝したい。
 同友会への入会は、仕事になるかも、お金になるかもという動機だったというお話も、当時の小松氏の嘘偽りのない心境であり、納得できた。同友会活動歴6年間の内、最初の3年間は同友会活動に積極的に参加できない、できれば参加したくないといった気持ちが渦巻く中での苦しい時期だったと思う。

【指針セミナーへの参加で開眼】
 小松氏を指針セミナーへ半ば強制的に参加させたのは山本氏(株式会社ストラクス 代表取締役)である。山本氏は、小松氏がパネルディスカッションで自社の方針を「地域密着型の工事店になる」と発表した時、「あなたの会社では働きたくない」という言葉を残した方である。この時小松氏は、「俺の会社が小さいからバカにしている」と思われたという。
 指針セミナーは8ケ月をかけ自社の経営理念を作り上げるものである。上っ面な言葉を並べたり、どこからか適当な言葉を持ってきて体裁を整えれば済むというものではない。小松氏は毎回何を描けばよいのかわからず、何か書いてもセミナーの運営委員から少し突っ込まれると答えに窮するという状態が続いたとのこと。あるとき、運営委員から「取引先がなぜ自分と付き合ってくれるのか、わからなければ取引先に聞いてみたら?」とアドバイスされた。恥を忍んで取引先に聞いてみると、「金額の高い安いじゃない。お前が好きで、一緒に俺の想いを形にしてくれるからだ。」と教えてもらえた。自分から「うちは下請け業者だ。価格が安いから付き合ってくれているんだ。」と思い込んでいたが、「俺のことを協力業者としてみてくれていたんだ。」と初めて分かった。
 「元請け業者と協力して、お客様の喜びを形にしていくことが俺の仕事だ。」
 「山本氏の言葉は、自分のこと、自社のこと、儲けることしか考えていないことへの指摘だったんだ。」
v小松氏が、何のために仕事をするのか、について開眼した瞬間である。

【経営理念に基づいた再出発】
 その後何とか経営理念を完成させ、新鮮な気持ちで仕事に取り掛かり始めると、不思議なことにお取引先も増え、仕事量も増え、売上も増加してきたとのこと。気持ちが変わると回りへの影響力も変わり、いいサイクルが発生するという、絵に描いたような展開になっている。やはり、自分の心の持ち方で人生や仕事が変わってくるということだと思う。

 最後に、自己破産後に疎遠となっていた父親とも一緒に仕事ができるようになり、高1のご子息が「電気屋になる」と言っているとのこと。三代目の未来が垣間見えてきたという素晴らしいエピローグで今回の講演は終了した。

 小松さん、貴重なお話、ありがとうございました。
7月例会7月例会
支部6月例会  6月19日(木)18:30〜21:00 八千代市市民会館
森下社長は遊んでいる(?)のになぜ食える?!
〜社員を守り続けた森下流経営術〜
◆報告者 森下正彦障害福祉サービス事業所ビック・ハート理事長
会社のあるべき姿を再確認
飯野 孝宏 (有)イイノエンジニアリング代表取締役

 森下社長に初めてお会いしたのが平成10年の八千代支部例会なので、かれこれ十六年お付き合いさせていただいている事になります。それはまさに、今回のお話にあった、会社がぐんぐん良くなっている過程でありました。森下社長はその頃から我々に勉強する意義を熱心に説いてくれました。例えば、労働分配率だとか、自己資本比率などなど、必要最低限押さえておくべき数字も頭に入れておくようにとおっしゃっていました。この人は只者ではないな、と思ったのが当時の記憶にあります。その後、工事製品の製作をお願いしたりして今日まで会社同士のお付き合いも続けさせてもらっています。社員の方々ともお会いするたびに「とてもイイ感じ」の社風を感じています。
 今回の例会では20年近く前に書かれた社員さんの「将来の自分」を聞かせていただきました。森下社長のおっしゃる通り、みんな自分の事ばかり書いてありました(笑)。会社はみんなの夢をかなえたり生活を支えたりする道具でいいのだ、その為に経営者と社員はがんばるのだと。私にとって、会社のあるべき姿を再確認させていただきました。
6月例会 余談ですが、夕方にご自宅にお電話すると受話器をとった奥様の向こうで森下社長は三味線を弾いていたり、週末は太極拳や男の料理教室に通ったりと、悠々自適ですが何事も一生懸命やってきたゆえの仕業でありましょう。
 皆さんそれぞれに今回の例会報告をお聞きになって感じることはあったでしょう。
 今回森下社長とともにお話くださった会計士の松戸先生のお話も大変参考になりました。また、送迎の車中でお二人と個人的にお話が出来た事は私の役得でした(ニンマリ)。
 森下社長ならびに都内からお越しくださった松戸先生に御礼申し上げます。イカスお二人でした!
支部2月例会  2月20日(木)18:30-21:00 八千代市市民会館
経営を維持・発展させる秘訣とは?
 〜今、同友会の中心にいる2人(+1人)が語る! 本音と熱い思い〜
◆パネリスト 
 山本克己(株)ストラクス代表取締役
(千葉同友会代表理事)
 細矢 孝(株)CMS代表取締役(千葉同友会副代表理事)
 青木正光(株)ぱっとホーム代表取締役(千葉同友会副代表理事)
 ※青木氏は事前収録による出演。
◆コーディネーター
 大久保貴幸(有)大久保クリーニング専務取締役
世代を超えて先輩方と交流できる会
大木 基次 TEAM LOHAS(株)代表取締役

 私が同友会に入会させて頂いて、早いもので3年半を迎えました。毎月一度の例会には、何とか欠かさずに参加しようという位の意識レベルでしたので、正直なところ八千代支部の歴史や生い立ち的な事には全く無知な状態でした。
 そんな中、支部内に留まらず県の代表もしくは副代表理事まで務めておられる御三方の過去の出会いに始まり、その関わり方から現在こうして深い絆と信頼関係で結ばれるまでの経緯を伺うにつれて、八千代支部のタテ軸の繋がりや、人情味溢れる独特な泥臭さ、人間臭さに触れることができました。そして3人の先輩方への親近感を更に深めることができました。
 八千代からは今となっては市長から国政にまで登りつめられた豊田さんを始め、森下さんや歴代の大御所の方々が基盤を創り、その流れを受けてこの3名が更にその基盤を固めて来られて、支部としての歴史も30年以上になるのだそうです。
 現在、支部長を務めておられる飯野さんは、親子二代で引き継いでおられている訳ですから、考えてみれば確かに大変なタテ軸の流れです。
 現在の先輩方には既に70代以上の方もおられる中で、60代〜50代そして我々40代〜30代のメンバーが新しい流れを創っていくことになるのだと思います。他にも数々の法人会や経営者同士の交流の場がございますが、これだけ世代を超えて現役で先輩方と交流できる会というのは希少だと思います。
2月例会  他の単会も含め、求めれば多くの学びを得られるチャンスに恵まれた環境の中で、私自身もこの先輩方に負けない位の同志・仲間を創り、絆を深められたら有り難いと思います。
 この度は貴重な体験談を聞かせて頂き、誠に有難うございました。
支部1月例会  1月16日(木)18:30-21:00 八千代市市民会館
東日本大震災を経験して
〜会社のこと、経営のこと、家族のこと。そして、知られていない福島の現在〜
◆報告者 田崎礼子(有)田崎自動車整備工場取締役(福島同友会会員)
福島と千葉、震災が結ぶ縁
戸台 純一 TMクリエイト代表

 3.11東日本大震災から3年近く経過して、被災した方々は様々な苦労を重ねながら、いまも元気に頑張っている。そんな一人、福島県中小企業家同友会会員・(有)田崎自動車整備工場取締役田崎礼子さんのお話を聴いた。
 田崎さんは福島県白河市の生まれ。東京の短大を卒業ののち、白河市東地区にある家業の自動車整備工場に就く。
【大震災、その時・・・】
 2011年3月11日、その日、田崎さんは旧白河市内で車を走らせていた。急に車がポンポンと跳ね、信号は消えて、店の大看板が大きく揺れて倒れてきそうになるが、すくんでしまい逃げることもできない。会社に電話を掛けるが通じない。急ぎ会社に向かうが帰り道は山が崩れ橋は落ち、迂回してようやく帰り着く。幸い社員に怪我はなく、お客の車にも傷がなく、社屋に大きな被害もなく一安心する。
【原発事故の情報は何もなく、不安な日々】
 翌日、出社。水道は断水していたが幸い井戸があったので近隣の人たちに水を分けることもできた。廃車のガソリンを集めて使う。3月14日、3号機が爆発し、地元では「外に出るな、雨に当るな」の声。しかし、テレビでは危険性が何も報道されない。政府は放射性物質の環境への拡散を地理的、数値的に予測するSPEEDIによる試算結果を米軍には提供したが日本国民には隠し続けた。
 3月15日、社員は自宅待機とし、田崎さんは、パソコンに記憶されている顧客データなどをすべてプリントアウトした。あとで思えばCDに焼くなどすれば良かったのだが・・・、大量の紙データを自宅に持ち帰った。
【息子や娘の声に押されて松戸に避難】
 3月17日、原発事故に関する情報が何もなく、怖い。知的障害をもつ息子さんは地震や放射能に敏感で、原発事故のあと空気が変ったと言う。松戸に居る娘さんからは幾度となく「早くこっちに来て」との電話が入る。田崎さんは銀行を回ってすべての預金を引き出す。会社名義の預金は預けているその銀行でしか下ろせない、地方銀行なので東京や千葉では下ろせないからだ。知人の10人乗りのキャラヴァンに、現金と大量の資料を載せて、息子さんとともに松戸に避難する。
【震災を契機に社員が育つ、息子が変る】
 しばらくして、社員から「こっちは仕事をしているから、安心して」との連絡が入る。大地震が社員の自主的主体的な動きを生み出したのだと感じた。
 いつまでもこうしてはいられないという気持ちが高まり、白河に戻ることにする。その時、息子さんは原発事故を嫌がり、一人松戸に残る、仕事もする、と言う。それまでまったく仕事をせずゲームばかりに浸っていた息子さんの変貌だった。ハローワークで相談し、障害福祉サービス事業所ビック・ハートを紹介され、9月20日から就労して、クリーニング作業を続けている。アパートを借りて、娘さんの協力を得ながら一人で生活している。
 白河に戻った田崎さんは、それまで以上に社員を信頼し、ともに仕事を続けているが、被災地では、例えば除染で取り除いた土壌等の仮置場を、水道水に取水するダムの上流に設置するなど、許し難い施策がなされていると言う。
【苦しい時、三たび同友会との出会いがあった】
 田崎さんは数年前に夫を亡くしている。その葬儀の際、祭壇の生花が目に入った。それは福島県中小企業家同友会からの献花だった。それまでぼんやりとしか見えなかった同友会の輪郭がはっきりしてきた瞬間だった。
 3.11震災のあと、ある日、現金書留が届いた。それは同友会からのお見舞い金だった。被害申請もしないのに贈られたことに感激して、封も開けずに父親に封筒を渡した。
 息子さんが就業しようとしていた時、ビック・ハートが千葉県中小企業家同友会のメンバーだとはまったく知らなかった。9月20日、就労開始の日になって、初めて知った。
 苦しい時に三たびも同友会に出会った。驚きだった。
2月例会 【風化を許さないことの必要を再確認】
 田崎さんのお話を聴いたのちのグループ討論では、3.11から3年近く経って、災害を忘れかけている自分を反省する声があがった。被災した方々に心を寄せ、いつ生じるか分からない次の災害への備えをすることが、これからも必要だ。
 田崎さんは、災害のときは人のために動くことに没頭し自分のことは何もできない、だから、平時に自分のやるべき準備をしっかりとしておくことが大切だ、と言う。
 宇都宮市の合唱団で、時には第九も唄う、元気なお母さん経営者だ。

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