2016年11月24日(木)18:30-21:00
支部11月例会
新会員報告リレー第4弾 「お見合い保証」と「企業コラボイベント」で活路を見いだせ!
報告者
(株)マリッジイノベーション 代表取締役 小林勝徳氏
事業内容
結婚相談所「婚活生活」の運営など

400名を対象にしたインターネット調査で実に驚くべき結果が判明しました。
独身でいることへの危機感が全くない、またはあまりないと回答した人数は、男性69%、女性54%に達しました。
子供は「あまり欲しくない」、または「全く欲しくない」と答えた人数も、男性49%、女性39%に及びました。
結婚相談所「婚活生活」を立ち上げた小林勝徳さんに、具体的なエピソードを交えながら、その価値と未来をたっぷりと語っていただきました。
会場
八千代市市民会館
(八千代市萱田町728)
TEL:047-483-5111
アクセス
参加費:1,000円

例会に参加して

「一人でも多くの人を幸せにしたい!との思いをきっかけに」小松豊
小松電気工事 代表

11月例会の報告者は婚活生活(株)マリッジイノベーションの小林社長です。
事業内容は結婚相談所!
報告冒頭、超少子高齢化社会について少し触れていました。2012年では一人の高齢者を2.4人の働き世代が支えている、2025年では一人の高齢者を1.8人の働き世代で支えている、2055年では一人の高齢者を1.2人の働き世代が支えている。よく聞く話で会社経営をしていく上でも気になるところではありますが、2025年、2055年で自分の年齢はいくつですかと問いかけられたときに、今の日本の現状は、かなり深刻なんじゃないかと実感しました。私は2025年で52歳、2055年で82歳になっています。今から39年後、私は支えられる高齢者になっているのです!しかも支えているのが自分の子供一人。
この現状を打破していくためにも、ソロ男(結婚しない男子)おひとり様、などと一人でいることは素晴らしいと言われる世の中を小林さんに変えて頂かなくてはと感じました。結婚に興味がない若者が増える中、結婚相談所の存在意義は今後益々高まっていくのかもしれません。
ここで素朴な疑問。どんな結婚相談所を選べば結婚できるのだろうか?
大手結婚相談所(小林さんは結婚情報会社と言っています)がいいのか?答えはNO。大手結婚相談所に勤めていた小林さんが言うから間違いはないでしょう。大手に入った人のほとんどは、結婚できないらしいのです。何故なら大手は結婚させることが目的ではなく、結婚させないシステムを作り長く会員から会費を取ることで収益を上げることが目的の会社だからだそうです。条件に合うお見合い相手は探してあげるから、後は勝手にやってね!小林さんが結婚情報会社と言うのも分かります。結婚させてあげるのが目的なはずなのに結婚させない。このシステムに嫌気がさし「一人でも多くの人を幸せにしたい」そういった思いがマリッジイノベーション設立、小林さんの独立のきっかけになったようです。
結婚相談所として正しい事の光が見えた、実現させれば大きなチャンスがあるはずと事業をスタート。その結果3年で40組以上の成婚カップルを生み出しました。
「一人でも多くの人を幸せにしたい」その思いで、40組80人を幸せにすることは出来たが、会社を振り返ると全く儲かっていない。自分が正しいと思う商売がしたい、正しくても儲からなければやって行く意味がないのでは?気持ちが揺れる中、会社を売却する決意をしたのが今回の報告をする4か月前の事だったそうです。(結果として引受先は全くなし)
引受先が無いなら、自分でやるしかない!会社に足りない物は何?会員が増えるシステムか?人件費を減らせばいいのか?自問自答する中一番足りなかったのは経営者としての小林さん自身の「覚悟」だったとこの売却騒動で気づくことができたと話してくれました。
商売の3つの柱
「会社の魅力を3つ言ってみなさい。」NHKの朝の連ドラで主人公が父親から言われた言葉らしいです。主人公の女性は2つまでは言えたが3つ目が出てこない。3つすぐに答えられる会社は良い会社らしいのだが、皆さんはすぐに言えるでしょうか?小林さんも主人公の女性と同じ2つはすぐ出てきたが、3つ目が出てこない。今回のグループ討論では仮想社内会議と位置づけ、マリッジイノベーションの3つ目の魅力を考えてみました。グループ討論中、イベントの新企画等様々な意見が出てきて楽しかったのと同時に、私自身の会社についても討論してもらえたら自分では思いつかない大きなヒントが貰えるのではないかと小林さんが羨ましく感じました。
グループ討論で仮想社内会議をしながら、会社の魅力って何だろうと考えていました。商品なのか?人なのか?システムなのか?会社規模なのか?社長の思いなのか?誰に伝えるものなのか?伝える相手によって変わるのか?皆さんならどう答えますか?
最後に正直に商売をしていく事は、儲からない事なのか?小林さんと報告の打合せをしている時に感じた事です。永続させていくためには、嘘をついたり、人をだまして商売するわけにはいかない。かと言って劇的に売り上げが上がる魔法があるわけでもない。思いと売り上げの間で揺れながら、地道にやって行くしかないんですかね?